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更新日:2025.01.17

【三次市吉舎町】灰塚ダム 知和ウェットランド / 水辺の生態系を守る、日本最大規模の人工湿地

人間と野生生物が共に生きていく環境に

三次市吉舎町にある「灰塚ダム 知和ウェットランド(ウェットランド)」。「生き物の生息地」のための湿地が整備され、2007年4月にオープンしました。その広さは70ha、実に東京ドーム約15個分で、人工湿地としては、日本最大規模です。

基本情報

外観写真
施設名
灰塚ダム 知和ウェットランド
所在地
住所/広島県三次市吉舎町知和
ホームページ
https://www.cgr.mlit.go.jp/miyoshi/haizuka/wetland/index.html
営業時間
9:00~17:00
電話番号
0824-43-2324

施設の見どころ

館長の新堂雅彦さんにウェットランドの成り立ちや目的について話を聞きました。

この一体は灰塚ダム貯水池に流れ込む上下川沿いに位置し、洪水時のみ冠水する「洪水調整区域」が出現します。放置しておくと荒廃した乾燥地となることが懸念されたため、ウェットランドとして整備されました。また、水生植物・湿地植物を活用したダム湖流入水の水質浄化、ウェットランド整備による新たな水辺生態系の創出、住民参加によるウェットランドの整備と、それを生かした地域活性化も目標としています。

ウェットランドは、多様な生物が生息する新たな水辺環境の創出、湿性植物等による水質浄化の役割を持ちます。また、環境学習、生物観察、自然体験活動の場としても活用されています。入園無料。トイレ、管理棟研修室、観察室も無料で利用できます。

望遠鏡が5台設置してあります。向かいの池の様子や野鳥の動きを見てみましょう。子供用の双眼鏡も貸してくれます。案内パンフレットやウェットランドハンドブックも置いてあります。

もっとみる

管理棟の研修室も無料で利用できます。約20人が利用可能。

ウェットランドの楽しみ方はさまざまです。まずは、素晴らしい自然をまるごと体感しましょう。雑木林や池、沿岸帯、湿地林などをゆっくりと散策しながら、植物、鳥、魚、昆虫を間近に観察することができます。服装は長袖長ズボンをおススメ。歩きやすい靴を履き、水筒、帽子、リュック、スケッチブック、双眼鏡、カメラ、虫メガネなどを持って行くと楽しいでしょう。

ウェットランドで見られます!

広い敷地内をゆっくり歩いてみましょう。水辺の近くまで足を運んだり、橋の上から池全体を見たりもできます。

ウェットランドの役割は、それだけではありません。

毎年「知和ウェットランド自然観察会」が計画されており、講師の指導のもと、モリアオガエルや水生生物、きのこ、野鳥などの観察会などが行われています。また、野鳥の会による探鳥会、小学校の自然観察会も実施されています。

またウェットランド園内には、ブッポウソウの保護活動の一環で巣箱が設置されており、繁殖も確認されています。

「今後も人間と野生生物が『共に生きていく』ことの大切さと楽しさを学ぶ場として、いつまでも自然豊かな故郷であるよう、ウェットランドの水辺生態系の創出に尽力したいです」と話す新堂さん。分からないこと、疑問に思ったことは何でも尋ねてみましょう。

気軽に立ち寄って、三次市の四季の自然を体いっぱい体感してください。

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※2025年1月17日時点現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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