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脈々と受け継がれる技術と思い。家族で営む老舗豆腐店

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脈々と受け継がれる技術と思い。家族で営む老舗豆腐店

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佐々木豆腐店

住所/三次市三良坂町三良坂2610-16 電話番号/0824-44-2662

 

明治27年創業の『佐々木豆腐店』は、近隣の人はもとより、遠方からも多く人が訪れる老舗の豆腐店です。三次産大豆と天然にがりを使った商品は、どれもが手作りの良さを感じられる逸品ぞろい。併設する食堂で出来たて豆腐の定食に舌鼓を打つのもおすすめです。店の歴史や思いについて、五代目の佐々木猛瑠さんから話を伺いました。

三良坂町にある『佐々木豆腐店』は、創業が明治27年までさかのぼる広く知られた老舗です。現在店を切り盛りしているのは、三代目にあたる佐々木嗣さんと房子さん、その息子夫婦の文哉さんと恵美加さん、孫の猛瑠さんです。もともと店は、嗣さんの祖母であるカメさんが家の生計を立てるために始めたものだそう。しっかり者で努力家だったカメさんは、朝早くから仕込みのために調理場へ立ち、近隣で豆腐を売り歩いていました。転機を迎えたのは、高度経済成長期を迎える三代目の嗣さんの時。カメさんから代々伝わる伝統的な製法を守っていましたが、デパートやスーパーから数多くの納品を求められるようになったのだといいます。機械を導入し、今までにない数の豆腐を製造できるようになりましたが、次に求められたのは「安さ」だったのだそう。豆腐といえば、スーパーで特売品として並ぶことも多い商品。20円や30円で店頭に並ばせるためには、どうしても材料の質を落とさねばなりません。「このままでは佐々木豆腐店の味が守れなくなってしまう」。そう感じた四代目の文哉さんは、当時としてはいばらの道と思われた直売店の道を選択。その根底にあるのは、“お客様に自信と誇りを持って届けられる、きちんとした豆腐を作りたい”という思いでした。

佐々木豆腐店の豆腐の原料は、おもに三次産の大粒大豆。そのほか、その時期に最適と思われる別産地の大豆も混ぜながらしっかりと水を吸わせ、天然のにがりと冷水で丹念に仕上げます。看板商品は数多くありますが、「昔から変わらない」と親しまれているのが、豆のふくよかな旨味が堪能できる「一徹豆ふ」。出来たてをそのままパックした、軟らかな「朧とうふ」も人気です。五代目の猛瑠さんが「ぜひ食べ比べてほしい」と熱く語るのが、大人の手のひらほどもありそうな大きな油揚げ。正方形と縦長のもの、形状が2種類あり、どちらも驚くほど肉厚です。「どちらも国産大豆を使用し、形状や揚げ方を工夫することにより、それぞれ軟らかさやもっちり感を変えているんです。長方形の油揚げは、大正~昭和にかけて製造していた油揚げに近いものを目指し、3代目が試行錯誤して製造しているんですよ」と笑います。ほかに納豆や豆乳、チーズ豆腐や塩豆腐など、ショウケースの中は思わず目移りする商品でいっぱい。一回のお会計につき、一袋までおからが無料でもらえるのも嬉しいサービスです。

自宅まで待ちきれない!という人は、隣接する食堂で豆腐づくしの定食を味わうのもおすすめ。冷奴、絹厚揚げ、油揚げの野菜サンド焼きなどが並ぶ「彩膳」、油揚げの素焼きに煮湯葉の天ぷらなどがつく「豆遊膳」といったメニューが好評です。「買い物も食事もいいし、豆腐ソフトクリームもあるのでドライブの休憩に立ち寄ってもらうのもぴったりですよ」。そう言って和やかな表情を見せる五代目の猛瑠さん、実は“店を継ごう”と決心して戻ってきたのは3年ほど前のことなのだそう。「はじめは豆腐屋を継ぐ気がなくて、医療系の専門学校を出て整骨師として働いていました。そんな時両親から、姉妹店でカフェを出そうと思うんだけどどう思う?と相談されて…。店のこと、商品に対する思い、今まで知らなかった祖父母や創業者のこと…いろんな話を少しずつ聞くうちに、自分のバックボーンがしっかり見えた気がしたんです」。もしかしたら自分にも何か手伝えるかもしれない―そんな思いを抱え、旅行雑誌を手がけている広告代理店に転職。営業社員として、マーケティングや商品のブランディングなどさまざまなことを学んだと言います。「これらの経験が、今の店にどれほど生かせるかまだわかりません。けれど、これから必要となってくるであろうインターネットの活用やSNS発信など、僕にしかできない分野を積極的に担っていきたいと思っています」。

Information

店舗名 佐々木豆腐店
所在地 三次市三良坂町三良坂2610-16 
ホームページ http://sasaki102.com
営業時間 10:00~18:30 ※食堂は11:00~LO14:30
お休み 月曜
電話番号 0824-44-2662