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広島のソウルフード、お好み焼き。県内のあちこちに店があり、県民に愛されています。
たくさんあって、差別化が難しいと思われがちですが、ここ三次には、オリジナリティあふれる工夫で人気を集める「てっぱん処 暁-あかつき-」があります。

広々とした清潔感あふれる店内に、長い鉄板。
お好み焼き、焼きそば、創作お好み焼き、とん平の他、鶏肉、豚肉、牛肉の鉄板焼き、豚キムチやバターコーンなどの定番も、ここで焼かれます。

店主の田口憲治さんは
「お好み焼きは、味付けと焼き加減で味が決まるんです」ときっぱり。
さっそく、独自の工夫がたくさんあるというお好み焼きを焼いてもらいましょう。

まあるく伸ばすお好み焼きの生地は、粉を溶いたあと、そのまま一晩寝かせてから使用しています。

一定時間おいてじゅうぶんに熱を溜めて、ひっくり返します！
「さっきまで加熱されていた生地が上になって、鉄板と上下で挟む形になる。これで、上下両方から加熱されます」

こちらのお好み焼きは「押さえ焼き」。
重石で押さえ、しっかり蒸らしていきます。

焼きそばは、日田焼きそば風仕立て。オリジナルソースがベストマッチ。

素早い手さばきがお見事！

田口さんは、回転寿司などで知られる鮮コーポレーションにて、店長として励んでいました。
「いつかは自分の店を持ちたい」と思っていましたが、チャレンジするにあたり、「なくならない店」であるお好み焼きをメインとしました。店長としての経験が、今度は一経営者として生かされていきます。
「お好み焼き店に勤務した経験がないぶん、『こうしないとダメ』という固定観念がないんです。もっとおいしい一枚を提供したいですね」と笑顔を見せます。

調味料、魚粉、麺に絡めるソースはオリジナル配合と、独自の工夫にあふれ、2019年のオープン以来、たくさんのファンを獲得。しかし、現状に満足せず、「味の深みを追求して、まだまだ進化中」と前向きです。
さらにおいしくなったお好み焼きを求めて、足を運んでみましょう。

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