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更新日:2025.01.21

【三次市三次町】400年続く伝統行事 太歳神社の「輪くぐりさん」

夏の到来を告げる 三次の「浴衣始め」

三次市三次町にある太歳神社。

大同3(808)年、出雲国神門群青柳郷吹上島より勧請。万治元(1658)年に社殿が消失し、その後 再建したと伝わっています。
主祭神は、県北では珍しいとされる「木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」。 相殿神は、天津日高彦火能邇々藝尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)、大山津見神(おおや まづみのかみ)です。

基本情報

外観写真
施設名
太歳神社
所在地
広島県三次市三次町1111 (社務所 1112-2)
ホームページ
https://hiroshima-jinjacho-miyoshi.com/%E4%B8%89%E6%AC%A1%E7%94%BA%E3%80%80%E5%A4%AA%E6%AD%B3%E7%A5%9E%E7%A4%BE/?fbclid=PAZXh0bgNhZW0CMTEAAaanl22ORO8k8j5VKuDRljhk54pU6Bg_StuByU6MfCUGlminV_byY-sZtbU_aem_3dm1MoTkGrFes92NJ6sWdQ
電話番号
080-7715-4281
メール
dasai.jinja@gmail.com

施設の見どころ

太歳神社には、通称「輪くぐりさん」と呼ばれる珍しい行事があります。
輪くぐりさんとは、「輪くぐり祭」という神事のこと。毎年6月30日に開催され、約400年続いているとい われています。

備後国風土記逸文「釈日本記」によると、須佐之男命が備後国を巡行中に蘇民将来という男に一夜の宿を頼みます。蘇民将来は須佐之男命をよくもてなし、恩義を感じた須佐之男命は茅の輪を授け「茅の輪を身に着ければ疫病や災いを免れる」と言い残して去りました。この逸話が後世に伝 わり茅の輪をくぐる「輪くぐり祭」という神事となったといわれています。

2022年6月30日。
石畳通りから太歳神社へ向かう道が、露店の準備でにぎわい始めました。
太歳神社の拝殿では宮司、禰宜、総代たちが神事を執り行っています。
総代たちが手に持ってるのは何でしょう。

幣を手に、禰宜の先導について、輪をくぐっていきます。
神事が終わると、浴衣を着た親子連れ、家族連れ、仕事帰りの人などが訪れ、茅の輪をくぐってお 詣りされていました。

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「太歳神社では、約400年前より、葦(よし)と榊でつくった『幣』(ぬさ)と、紙でつくられた『人形』を 持って、茅で作った輪をくぐる、『輪くぐり祭』を執り行っています。三次の皆さまには『輪くぐりさん』 と呼ばれ、浴衣を最初に着る日、浴衣始めの日としても知られています。6月30日は、一年の折り返 し。輪くぐりさんで半年間の罪・穢れを落とし、残りの半年を病気や災いなく過ごしてもらいたい」と 禰宜の小原祥朗さんは話していました。

ぜひ、毎年6月30日は浴衣を着て三次市三次町の太歳神社の輪くぐりさんへ。
輪をくぐって穢れを祓い、無病息災を願いましょう。

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※2025年1月21日時点現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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