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更新日:2025.01.16

【三次市作木町】江の川カヌー公園 さくぎ / 三次市作木町はカヌーの聖地

水に親しんで仲良くなる方法を 子どもたちに伝えていきたい

島根県から広島県にまたがって流れる一級河川・江の川。この川で水遊びを多彩に楽しめるのが、『江の川カヌー公園 さくぎ』です。カヌー体験ほか、キャンプや沢遊びなどを満喫できます。ここでインストラクターとして働いている福間史教さんはアウトドアが大好き。自らの経験を通し、自然の懐の深さを訪れる人に伝えています。

基本情報

施設名
江の川カヌー公園 さくぎ
所在地
三次市作木町香淀116
ホームページ
https://genkimurasakugi.or.jp/
営業時間
8:30~18:00 ※レストラン『森のふくろう』は11:00~14:00
お休み
火曜(GW・夏休み期間は無休)、年末年始
電話番号
0824-55-7050

施設の見どころ

国道375号線沿い、真っ赤なカヌーのモニュメントが目印の『江の川カヌー公園 さくぎ』。カヌーをはじめとする水遊びやキャンプを楽しむことができる施設です。ここでインストラクターを務めている福間史教さんは、若い頃からアウトドアが大好き。もともと作木町の生まれで、学生時代は京都の学校へ進学し関西の無人島をあちこち訪れるなど自然と親しんで過ごしたそうです。「卒業してからも野山に行って焚き火をしたり、夜空を眺めながらお酒を楽しんだりしました。無心になれる時間が心地良いんですよね」と笑顔を見せます。その後三次市の隣、庄原市出身の奥様との結婚を機に地元へ戻ったそうですが、たまたま同施設の欠員を見つけすぐに応募したのだと話します。「アウトドア好きの自分にはぴったりの職場で、カヌーもすぐにはまりました。ちょっとしたコツは必要ですが、誰でも簡単にトライできますよ」。その言葉通り、カヌー公園を訪れる人はほとんどがカヌー初心者なのだそう。まずは陸上にてカヌーを漕ぐ際に重要なパドルの使い方を習い、そののち水上で実際に漕ぐ練習をします。先端にあるブレードで水をしっかり捉えることがポイントで、表面をかするように動かしても進むことはできないのだといいます。「運動神経がすごく必要なわけではありませんが、すぐにコツをつかめる人とそうでない人はいますね。なかなかつかめないと、いつまでも同じところをクルクル回るだけになってしまう。まぁ、それもある意味楽しいんですけどね」。練習場にしている静水域は流れが緩やかで水深の浅い穏やかな川面。目の前には山の緑が迫り、頬を撫でる風とサラサラとした水音が心と体を癒やしてくれます。

「カヌー体験も楽しいですが、ここの魅力は総合的に自然が満喫できるところですね」。福間さんがそう話すように、敷地内には水道、トイレ、かまどを完備したオートキャンプ場や囲炉裏付きのコテージなど、日帰りバーベキューから宿泊まで用途に合わせた施設がそろっています。「夏のキャンプはもちろんですが、近年意外と人気なのが冬キャンプ。雪が降り積もってしまうと難しいですが、降雪の少し前ぐらいに凛とした空気の中でキャンプをするのが静かなブームのようです。空気が澄んでいて虫もいないし、焚き火にぴったりなんでしょうね。冬の美しい星空も格別ですよ」。また、「あゆ」や「やまめ」など魚の名前が付いた棟単位で借りられるコテージは、本格的な囲炉裏付き。

「ここもまた、囲炉裏で鍋といった冬ならではの楽しみ方があるんです。キッチンで準備した鍋を囲炉裏上にある自在鉤(じざいかぎ)に吊るせばOK。炭は持ち込みほか販売もしています。皆で囲炉裏を囲むひと時は、きっと特別な時間になるはずです」。さらに施設から道路を渡った反対側には入浴施設『くまみ湯』があり、コテージ宿泊者は無料で利用することができます。「最近できたばかりなので設備はピカピカ。広々とした湯船でゆったりリラックスできます」。ほかにも三次市内の居酒屋オーナーが営む食事処『森のふくろう』があり、手軽な麺類や地場食材たっぷりの田舎定食などが味わえます。「宿泊の場合は自分たちで料理するのもいいですし、お昼のみこちらで食べるのも便利です。テラス席からは江の川を眺めることができ、気持ち良い食事タイムが過ごせますよ」。

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季節を問わずさまざまな楽しみ方のできるカヌー公園ですが、やはり人気なのはGWと夏休み。「無料で遊べる水遊びゾーンは家族連れに特に好評です。石を積んで作った水のすべり台は、最後のプールにドボンと落ちる瞬間が楽しいんです。そのまま滑ると水着に穴が開いてしまうため、お尻に敷く板をサービスで貸し出しています。そのほか夏季限定で沢の上流まで1~2時間散策する沢歩きも有料で行っています。水に親しむ経験を、ぜひたくさんしてほしいですね」。とはいえ、水遊びには危険がつきもの。スタッフ皆で事故が起きないよう十分な注意を払っていますが、お子様連れの場合保護者による見守りもしっかりしてほしいと福間さんは呼びかけます。「水のすべり台はプールが水深120cmほどあるので、ある程度身長に余裕のあるお子様のみ利用するようおすすめしています。また、沢歩きはライフジャケットとヘルメットを必ず着用。私たちも保護者の方たちも、安全で楽しい時間を共に過ごせるよう気を付けていければと思います」。カヌー公園の利用者はカヌー初心者がほとんどですが、中には日本代表として活躍している人もいるのだと、ふと思い出したように話してくれた福間さん。「隣町の安芸高田市出身の岡崎遥海さん、七星さんという姉弟の選手がいるのですが、姉の遥海さんはカヌースラロームU23の日本代表選手、弟の七星さんはカヌーフリースタイルのジュニア代表選手。幼い頃にここでカヌーの楽しさを知って競技を目指したと聞いています。今でも時々来ては練習に励んでいて、私たちもすごく応援しているんです。自然は時に友達で、時に脅威となります。危ないからとむやみに避けるのではなく、危険回避の仕方を身につけながら、水と仲良くなる方法を多くの子どもたちが知ってくれたらと思っています」。

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※2025年1月16日時点現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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