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更新日:2025.01.17

【三次市布野町】フルーツランドふの / 糖度の高いもぎたてリンゴを頬張ろう!

リンゴを介してつながる お客様を大切にしたい

島根県と広島県の県境に位置する三次市布野町。ここに、1987年にオープンした「フツーツランドふの」は、リンゴ狩りや栗拾いが楽しめる観光農園です。約5ヘクタールの広大な土地のうち、3ヘクタールはリンゴ園で、「涼香の季節」や「シナノゴールド」「ふじ」など約30品種が次々に実をつけていきます。みずみずしいもぎたてのリンゴを、食べ比べてみませんか。

基本情報

外観写真
施設名
フルーツランドふの
所在地
住所/広島県三次市布野町1148
ホームページ
https://komaca.app/golden-apple/
料金
リンゴ狩り:大人770円、子ども(4歳~小6)440円、3歳以下無料 20人以上で団体割引あり / 園内食べ放題、持ち帰りは別途
営業時間
9:00~17:00(9月~11月末までの期間中無休)
電話番号
0824-54-2878

施設の見どころ

3世代で来園。「もぎたてリンゴおいしいよ」

併設する「リンゴ直売所」では、品種に応じグラム単位でリンゴが購入できる。ここから発送してもらうことも可能。

農園を案内してくれたのは、代表取締役補佐の戸田真史さん。

戸田さんは関西の高校・大学に進学し、その後はテーラーとして仕事に励んでいました。仕事は順調でしたが、ステップアップするタイミングで「なにかに一生懸命に打ち込むなら家業もいいな」と、故郷へUターン。青森から「リンゴ名人」と呼ばれる人に来てもらい、1からリンゴ栽培について学びました。

リンゴは「剪定8割、摘果2割」で、冬の間の剪定がとても大切なのだそう。「なぜこの枝を切るのかを、納得いくまで何時間も討論したこともありました」と振り返る戸田さん。真剣にリンゴ栽培を学んだだけあって、現在、園内の主要なリンゴの木は戸田さんが剪定しています。

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「フルーツランドふの」のリンゴは、手を伸ばせば届く低い場所になっています。これは戸田さんが「未就学児や幼児にも楽しんでもらおう」と、わい性台木を育成し、低い木に育てているから。

「枝を切ると元気になるので、若い枝は切りません。元気な木をいかに落ち着かせるかが難しい。木に少し元気がなくなると、枝に花芽がたくさんつくんですよ」と教えてくれました。現在、園内には、植えたばかりの若苗から、40年を過ぎた木まで、さまざまなリンゴの木が育っています。年間30~40本、新たに植えていくそうです。

では、なぜ布野町でおいしいリンゴが収穫できるのでしょうか。

リンゴといえば青森や長野が有名で、いずれも寒く標高が高い地域です。布野町はそう寒くもなく、標高も170メートルほどと、そう高くありません。

布野町のリンゴの木は、4月20日頃に花を付けますが、広島のリンゴの産地、庄原市高野町では5月初旬。布野町のリンゴは早く花をつけたぶん長く間日に照らされるので、甘みが増すのです。「長野産のリンゴは15度くらいの糖度ですが、うちのリンゴは18~20度くらい。甘いリンゴが好きな人が好んで買ってくれます」と戸田さん。現在、収穫したリンゴの7割は贈答用として、全国へ出荷されていきます。贈られた人はそのおいしさ、甘さに驚き、翌年から注文してくれるのだとか。

「リンゴより、リンゴを介してつながるお客様を大切にしたい。本当の布野産リンゴのファンを増やしたいですね」

遠足に来る幼児、交流のある尾道の小学生、長いお付き合いのリピーターさん。戸田さんにとっては、みんな大切な「フルーツランドふの」のお客さまなのです。かつて、テーラーとしてお客様の心を掴んだ戸田さんは、舞台を布野の農園へ変え、リンゴを通じて知り合った人たちの心と向き合っています。

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※2025年1月17日時点現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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