広島県無形文化財に登録された、 伝統的工芸品「三次人形」の唯一残る窯元 | Walk @round Miyoshi(みよし観光まちづくり機構公式ウェブサイト)

広島県無形文化財に登録された、 伝統的工芸品「三次人形」の唯一残る窯元

お問い合わせフォームへのリンクボタン

gift

広島県無形文化財に登録された、 伝統的工芸品「三次人形」の唯一残る窯元

Pocket

華園窯 三次人形窯元(六代目:丸本 垚)

住所/広島県三次市十日市南4-12-7 □TEL・FAX/0824-63-7502 □営業時間/人形型工程:5月~10月/彩色工程:11月~4月 □定休日/日曜・祝日(ご用の方は、事前にご連絡下さい)

三次で160年以上前から節句や出産のお祝いの品として親しまれてきた三次人形。最近では新築・還暦・結婚のお祝いや、記念品・お土産としても贈られるようになり、まさに三次市を代表する郷土人形となっています。
その三次人形を作り続けている唯一の窯元で、職人をされている丸本さんは、50年続けてこられた匠。「毎年の人形作りに満足していない訳ではないけれど、いつか「これだ!」と思える物が出来たとき、終わりだと思う。」と言われるほどの熱意と職人魂で、三次の宝を守り続けておられます。

三次人形は、男物や女物、武者物など140種類ほどあり、学業成就の願いを込めた菅原道真の天神様や、芸事が上手になるようにと作られた花魁、五穀豊穣を願った大黒さんや恵比寿さんなどが揃います。どれも子ども達の無事な成長や、家庭をお守りすることを願って贈り物にされてきたもので、人を想う優しい心を象徴する人形です。

その人形たちのバリエーションも豊富。天神様は、一番大きいもので50cmを超えるものから、16cmくらいの小さなものまでサイズ違いで9種類もあり、どれ一つとして同じ表情の無いところも、三次人形の面白さの一つです。

三次人形は1854年に島根県大田市の大崎忠右衛門が三次町に窯を築いたことが始まりとされていて、江戸時代から他地域の人形の模写や変更を繰り返し、徐々に今の三次人形独特の物になっていったと言われています。

三次人形は1年1工程で、年間50種類程度、500体近くが作られています。
5月~10月に形を作って焼き、11月~4月は色付け作業。問合せをしたうえで、見学をすることもできます。

粘土は三次産、肌の色になる白色は胡粉(ごふん)という広島産のカキの殻から作られているなど、近郊の地域産の物を使うことも昔から変わらないこだわりです。

人形の色の発色や光沢を出すために使われる膠(にかわ)の特徴から寒い冬に色付けは行われます。泥絵具と膠を使った技法は、今では全国の人形作りをされている所で10軒程度になってしまったそう。色付けはとても繊細な作業で、作業場の蛍光灯の色まで気にかけられています。「直線を描く時は、無心になっていて息も自然と止めています。」と言われるように、見学をしていても思わず息を飲み、静かに感嘆のため息が出てきます。

そんな繊細で希少な技法は、江戸時代から変わらず守られ続け、広島県の無形文化財に登録されました。

三次で生まれた伝統的工芸品である三次人形を、誰かの健康や安全を願って贈り物をしてみませんか?

Information

スポット名 華園窯 三次人形窯元(六代目:丸本 垚)
所在地 広島県三次市十日市南4-12-7
営業時間 人形型工程:5月~10月/彩色工程:11月~4月
電話番号 0824-63-7502
FAX 0824-63-7502