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灰塚ダムの湖畔に広がる、環境抜群の「灰塚ダムトライアルパーク」

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灰塚ダムの湖畔に広がる、環境抜群の「灰塚ダムトライアルパーク」

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灰塚ダムトライアルパーク

住所/三次市吉舎町安田 電話番号/0824-62-1715(バイクハウスてらそ)

シートやバックミラー、ウィンカー等のない特殊なオートバイや専用の自転車を操り、スピードではなくアクロバティックな技を競う「トライアル」。決められた時間内に岩や人工物などがあるセクション(採点区間)内のラインを、いかに減点なしで走破できるかを争う競技です。

吉舎町にある「灰塚ダムトライアルパーク」は、一般社団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)が主催する全日本トライアル選手権を開催した実績を持つ名施設です。

三次市内にある「バイクハウスてらそ」創業者の寺曽隆明さん。バイク・自転車競技に取り組む「チームてらそ」の指導者で、自身もバイクのライダーです。

灰塚トライアルパークがある吉舎町では、今の場所より少し下流のダム建設に伴う立ち退きが完了したエリアを使って、試験的にトライアルの大会を開催しました。灰塚ダムの建設が近づき、普段は水につからない広大な空き地(上流端)の維持管理及び利活用を検討する中で、①すでにトライアル大会を開催していて、地元の協力や理解を得られていたこと ②大会開催時には各地から人が集まり、地域の活性化につながることから、吉舎町行政の支援を受けて今の場所でのトライアルパークの常設を国土交通省に提案しました。

その中心人物が、同町出身者でMFJ広島県トライアル委員長の寺曽さんです。

「周辺の景観や緑はそのままに、ダム周辺の道路工事等で出た不要な石を搬入。広大な土地の環境整備は大変でしたが、現在は私と妻や家族、そしてチームのメンバーも一緒に草刈りなどをして維持に努めています」と、ここまでの道のりを振り返ります。

MFJトライアル委員会の西秀樹委員長(左)は「灰塚ダムトライアルパークは、さまざまな難易度のセクションが設定できるので『どのクラスの選手も楽しめる』と人気があるのが特徴。今回(ビギナー向けの)エンジョイクラスにたくさん参加があるのもそのせいでしょう。もちろん、上級クラスが楽しめるよう難しいラインが設定できるセクションもあります。岩石や人工物などが豊富にあり、エリアも起伏に富んでいるので選手も観客も楽しめる良い会場ですね。また、中国横断自動車道・中国やまなみ街道が開通したことで、中国地方では一番アクセスが良い会場になりました」と高く評価します。

2018年、2019年と2年連続で全日本トライアル選手権が開催されると、その名は全国へ知られることとなります。「ほかの会場は駐車場が狭く、灰塚のように仲間と一緒に固まって駐車したり、駐車場にテーブルを広げたりなどはできません。また、セクションも山の奥に作られているところが多く、観客が見に行くのが大変という声があがるほど。私も競技監督で会場を歩くのですが、つらい場所もありました。開けていて見通しの良い灰塚のセクションは、選手や役員、観客にとって大変良い環境なんです」と寺曽さんは力を込めます。7月、8月と他県でも中国大会が開催されましたが、今回ほぼ倍の数の参加があることからも人気のほどが分かります。

灰塚ダムトライアルパークの魅力は、それだけではありません。「全国大会前日の三次市内の宿泊施設は満室で、君田町や甲奴町の温泉を楽しむ人もいました。駐車場で仲間とバーベキューをしたり車中泊をしたりする人たちも。帰りは三次ワイナリーに立ち寄ってもらうなどして、観光にも貢献できましたし、選手だけでなくその家族にも好評でした。『次の会場も灰塚がいい』と言ってもらい、うれしかったですね」と寺曽さんは振り返ります。

今後はトライアル競技のファンや、競技人口を増やしていくことが課題の一つ。寺曽さんは「ちょっと乗ってみたいという人に向けて、気軽にトライできる講習会を開催したい。バイクは高額なので、体験用に貸し出しするといったことも考えたい」と意欲的です。

MFJ関係者に「東のもてぎ・西の灰塚」とまでいわれる灰塚ダムトライアルパーク。最高の環境から素晴らしい選手が輩出される日も、そう遠くないでしょう。(取材日:2020年9月20日)

Information

スポット名 灰塚ダムトライアルパーク
所在地 三次市吉舎町安田
料金 1人1日500円
電話番号 0824-62-1715(バイクハウスてらそ:三次市畠敷町)