【三次市上田町】Teto teto / はぶ草茶とほうじ茶シロップで三次の魅力を発信 - 三次市観光 Walk @round Miyoshi(三次観光推進機構公式ウェブサイト)|広島県三次市

【三次市上田町】Teto teto / はぶ草茶とほうじ茶シロップで三次の魅力を発信|三次市観光 Walk @round Miyoshi(三次観光推進機構公式ウェブサイト)|広島県三次市

Teto teto
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【三次市上田町】Teto teto / はぶ草茶とほうじ茶シロップで三次の魅力を発信

【三次市上田町】Teto teto / はぶ草茶とほうじ茶シロップで三次の魅力を発信

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三次市の中心部から、車で20分ほど南に走ったところにある川西地区。緑あふれる山々、川、田んぼ、畑と、そこを住処とする動物や昆虫たち。いろんな生き物が共存する、豊かな自然が自慢です。気温が下がる朝には雲海が見られることで知られ、夜空を見上げると、無数の美しい星空が広がります。宿泊施設を備えたふるさと体験スクール「ほしはら山のがっこう」もあります。

Teto teto

2021年5月、美しい里山、川西地区を愛する母親3人が、新しい事業「Teto teto(てとてと)」を立ち上げました。
本田路津子さんの「一人の手」の歌詞「一人の小さな手 何もできないけど みんなの手と手をあわせれば何かできる」から、「人との繋がりで生まれる優しさやあたたかさを大事にしたい」という思いを込めて名付けたそうです。
メンバーの3人は、同世代で、母親で、移住者。それぞれの子どもたち同士が友達という共通点があります。

Teto teto

そんな3人の母親たちは、なぜ事業を立ち上げたのでしょう。
Teto teto代表の延原真由子さんに、そのきっかけを聞きました。

「田舎暮らしがしたいと思い、三次市へ移住し、のびのびと子育てをしようと川西地区上田町へ。子育てをしながら、『この素晴らしい環境を守りたい、そのために、この地域の持つ強みを発揮して、経済を循環させたい』と思っていました。そんな折、上田町の銘茶、『はぶ草茶』を栽培し販売してきたよつ葉会さんが、メンバーの高齢化などを理由に、私に引き継がないかと声をかけてこられたのが、最初のきっかけです」

はぶ草茶とは、マメ科の「はぶ草」を刈り取り、茎や葉、花をお茶にしたもの。味よし、香りよし、体によい健康茶として長く愛されています。
よつ葉会では、はぶ草を無農薬で栽培し、上田町にある「貞野製茶園」で断裁し、天日干ししたのち、鉄窯で手煎りするという手間をかけ、はぶ草茶を販売してきました。
「お声がけいただいたことはうれしかったものの、何も分からないので、まずは一年間、よつ葉会の皆さんに指導してもらいました」と延原さん。
はぶ草を栽培する休耕田や、天日干しをするためのビニールハウスを借りられるなど、事業を継承するための形も徐々に整い、2021年8月からTeto tetoではぶ草茶を販売しています。

Teto teto はぶ草茶 ほうじ茶シロップ「うらら」

あるとき、お世話になっている「貞野製茶園」に、大量のほうじ茶が余っていて「使っていいよ」と言われた延原さんは、そのほうじ茶のおいしさに驚きました。
「こんなにおいしいほうじ茶をどうにかしたい」と、Teto tetoのメンバーと考えて生まれたのがほうじ茶シロップ「うらら」です。

Teto teto

ほうじ茶シロップの製造は、ほしはら山のがっこうの敷地内にある、リノベーション済みの加工所で行われています。大きな鍋の中で、ほうじ茶を煮出し、濾して、きびさとうで味付けし、瓶詰め、ラベル貼り…。工程はすべて手作業です。

ほうじ茶シロップの製造は、主に藤田雅子さんが担当しています。
部屋には、ほうじ茶の良い香り!

完成させたシロップを試験的に販売したところ、大好評。
2021年10月から、本格的に販売を開始しています。

ほうじ茶シロップ「うらら」は、もっと手軽にほうじ茶を楽しんでほしいと、注ぐだけでいろんな味わい方ができるのが特徴。
牛乳に混ぜてほうじ茶ラテに。豆乳でわって「豆乳ラテ」もいいですね。アイスクリーム 、 パンケーキ 、 フレンチトーストにかけてもおいしいです。

延原さんは、三次市の女性活躍応援プラットフォーム「アシスタ lab.」、広島県主催の中山間地域で地域づくりを目指す人が学ぶ、ひろしま「ひと・夢」未来塾に通いました。
「子育て中のお母さんたちが、里山に暮らして収入も得られたらいいな」「小さなまちで、得意なことを生かして経済を循環させられたらいいな」と思っていたことを実現させるため、未来塾では「対価をもらう」「かけるところにお金をかける」など、事業者としての学びを深め、プランの最終プレゼンテーションで、最優秀賞を受賞しています。

その後も、ほうじ茶シロップの売れ行きは好調です。
県内のオーガニックショップで取り扱ってもらえるようになったり、広島市のそごう「里山マルシェ」にて販売したりして、少しずつ販路が拡大してきました。
5月からスタートし活動しているうちに、三次市内の作家との、すてきなコラボも生まれました。

上田町「里山labo」の季節のスワッグと、ほうじ茶シロップのコラボギフトは、テレビにも取り上げられ、あっという間に完売!たくさんのファンを獲得しました。
ギフトの担当は、Teto tetoメンバーの八木原智美さん。会計も担当しています。

地域の名産、はぶ草茶から始まったTeto tetoの歩み。
まずは手を動かし、草取りをしたり、はぶ草やお茶畑の世話をしたり。地域の人たちと共に、地域を知ることを忘れません。地域の先輩たちのアドバイスに耳を傾け、力を借りながら、地域の魅力を残そうと前進する3人。いつの間にか得意なことで役割分担がなされ、事業が動いています。
「得意なことを生かし経済を回していく」という思いは一度もぶれず、これからも、周囲の人たちと共に、ここ川西地区の魅力を発進していきます。

Teto teto WEBサイトはこちらからTeto teto オンラインショップはこちらから

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Information

店舗名 Teto teto
所在地 広島県三次市上田町196
ホームページ https://tetoteto0615.com/
料金 はぶ草茶(30g)… 500円
ほうじ茶シロップ「うらら」(150ml)… 1,200円
外観写真