【三次市川西地区】広島三次イベント「第3回川西よりみちライド&ウォーク」2021.5.1(土)
おもしろスポット「風穴」前にて
三次市川西地区ののどかな農山村を、スタンプラリー形式で巡る「川西よりみちライド&ウォーク」が、2021年5月1日に開催されました。川西エリアを自転車やウォーキングで巡り、季節の景色や草花、そこに住む人や歴史など、すてきな出会いも一緒に楽しむイベントに、子どもから80代まで多くの人が参加しました。
3回目となる「川西よりみちライド&ウォーク」は、川西ライド&ウォーク実行委員会(川西いつわの里体験交流協議会、川西自治連合会、川西地区体育振興会、川西いつわの里づくり委員会、㈱川西郷の駅、NPO法人ほしはら山のがっこう)主催、NPO法人瀬戸内サイクルメディア・大朝モビリティステーション協力のもと、川西郷の駅いつわの里イベント広場(三次市三若町)を拠点に開催されました。
会場では、午前9時から参加者が続々と受付を開始。10時からは「郷の駅にぎわいマルシェ」がスタート。
川西地区の生産者さんや、呉市地域おこし協力隊の皆さんのテント
手渡されたマップには「休憩所」「トイレ」のほか、「堂さん」「よりみち処」「おもしろスポット」がマッピングされています。それらを巡ってスタンプを押したり、「NaviTabiアプリ」に記録したりして、10カ所以上巡ってゴールするとくじ引きができます。地域の特産品などが当たるので、がぜんやる気になりますね。
21カ所ある「堂さん」とは、この地域一帯に立てられ引き継がれてきた「旅人の休み堂」のこと。それぞれにお地蔵さんや神様がまつられており、お参りしながら回ることができます。
この日は「オプション」として「スペシャルガイドと行く川西魅力発見サイクリングツアー」も開催。ガイドツアー講師は、川西ライド&ウォーク発案者の一人で、NPO法人瀬戸内サイクルメディア理事長の斉藤孝穂さんです。呉市在住ながら川西を知り尽くした斉藤さんのガイドで、いざ出発!
最初に立ち寄った「よりみち処」は農家民宿かみいと。元美術教員・松田信正さんが油絵や三次人形を展示し、妻の俊江さんお手製のはぶ草茶などでおもてなし。参加者は自転車を置いて歓談し、お茶やお菓子で休憩しました。
地域の人が遠くからでも手を振って応援してくれました。
斉藤さんから山の名前の由来などの説明があり、スタンプラリーをしながら川西エリアの歴史を知ることができ、美波羅川沿いの景色も楽しみながらゆったりと進みます。
広島市から父、森本悠太郎さんと参加した圭祐くん(6歳)。「自転車が好きなので参加しました。おもしろスポットの『風穴』は涼しかった!来年も参加したいです」
第一回に続き、2回目の参加という岡真治さん(左)。「川西は自然が豊かで花や緑がきれい。サイクリングには最高の季節です。もう少ししたらほたるを見に来たい。参加費も安価なので家族連れで参加するにも最適のイベントですよ」広島市内から参加した田中智徳さん。「知らない地でも、ガイドがいるガイドツアーに参加すれば安心です。川西エリアは初めての人も、レンタル自転車で自分のペースで十分巡ることができますよ」
イベントの立ち上げから関わっている元木昭宏さん(左)。神戸など3拠点で忙しくしているので、今日は普段の喧騒を忘れられる良い一日となりました。志和地出身で、今回のイベントには広島市内から初参加した河本秀明さん(左から2人目)。「実りの秋に個人的にもう一度訪れたい。日本の原風景というべき美しい場所でした」
ツアーガイド講師の斉藤さん(左から3人目)「ここが一番景色の良いところです」
「2009年に友人が20万円以上もする自転車を購入したと聞いて驚き、話を聞いているうちに自分も3万円のクロスバイクを買ったのが、自転車との出合いのきっかけ」と話す斉藤さん。「楽しんで走る」をテーマに楽しく走っていたら、だんだんと仲間が増え、次第に「その地域の良いところ」にも気付くようになったそう。現在、「NPO法人瀬戸内サイクルメディア」理事長、「呉市豊町地域おこし協力隊」として、自転車活用事業に関わっています。
NPO法人瀬戸内サイクルメディア 理事長 斉藤孝穂さん
川西地区は四季のうつろいが美しく、季節によって見え方が違う、とても良いところなのに、なぜか通過点になってしまう。それはもったいないと思っていました。今日は事前に試走して改めて再発見した川西地区の良さを、参加者の皆さんに伝えることができました。観光の手段の一つとしてサイクリングを活用してもらい、テクニックなどではなく、まずは楽しんでほしい。そうすることで、自転車も、地域への愛着も、増してくると思うのです。
川西ライド&ウォーク実行委員会メンバー。
メンバーの一人、浦田愛さんは「2006年に『川西郷の駅 ビジョンマップ』を作成し、地域のみんなで『こんなのがあるといいね』という夢を語りました。その中の一つがウォーキングロード。多くの人の協力で、川西エリアを巡るという夢が叶いました。サイクリストと、地域の人との交流という素晴らしいコラボができ、うれしく思います。また、マルシェに地域の人がチャレンジショップを出店し、第一歩を踏み出したこともうれしかったです。今後もイベントで元気の連鎖が広がるといいなと思います」
尾道サイクリング協会理事 三島誠治さん (サイクリングガイド)
三島さんは、4年前教職を辞め、東京で2年間自転車の勉強をした後、尾道しまなみでサイクリングガイドを始めた異色の経歴の持ち主です。 夢は、自転車をツールの一つとして、せとうちの島々と中国地方を巡る旅を多くの方々と楽しむ事」
約3時間かけて22キロを走り抜けた参加者たち。ゴールすると、スタンプラリーの台紙を受付に渡し、お楽しみ抽選会に参加したり、記念写真を撮ったり。車では一瞬で通過してしまう川西エリアも、ゆっくりのんびり自転車で周遊すると見えてくるもの、新たに知った歴史がたくさんありました。自転車が通り過ぎるまで手を振ってくれる地元の人、「頑張って」と声を掛けてくれる人、川西の人たちのあたたかさに触れた一日でもありました。また来年、ここで会いましょう!
主催:川西ライド&ウォーク実行委員会(川西いつわの里体験交流協議会・川西自治連合会・川西地区体育振興会・川西いつわの里づくり委員会・(株)川西郷の駅・NPO 法人ほしはら山のがっこう)
協力:NPO 法人瀬戸内サイクルメディア・大朝モビリティステーション
後援:三次市
お問合せ先:0824-69-2888 info@hoshihara.org 実行委員会事務局(ほしはら山のがっこう内)
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Information
イベント名 | 第3回 川西よりみちライド&ウォーク |
電話番号 | 0824-69-2888 |
メール | info@hoshihara.org |