【三次市高杉町】二つのブランドが融合した雑貨店「nicoichi」|三次市観光 Walk @round Miyoshi(みよし観光まちづくり機構公式ウェブサイト)|広島県三次市

【三次市高杉町】二つのブランドが融合した雑貨店「nicoichi」

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【三次市高杉町】二つのブランドが融合した雑貨店「nicoichi」

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お山の中の雑貨屋さんnicoichi

住所/三次市高杉町2330 電話番号/050-5535-0862

三次市高杉町の、緑に囲まれた自然豊かな小道を抜けると、白い外壁のかわいらしい一軒家が現れます。ここは「お山の中の雑貨屋さん nicoichi」。川口智史さんと志保さん夫妻の2人が、それぞれブランドを持ち、両方が融合した1つの空間を作り上げています。利便性の高い場所にあるわけでもなく、営業日は週4日ほど。派手な宣伝もしていませんが、他にはない個性が光るクオリティの高いアイテムを求めて、お客さんが訪れます。

ドアを開けると、まず目に入るのは、洋裁作家、志保さんのブランド「chiffon」コーナー。ベージュや茶色、生成り色などアースカラーのシャツ、ワンピース、スタイなどがずらりと並んでいます。どれもシンプルかつ洗練された、着やすいデザイン。よく見ると、大人と子ども、それぞれサイズ違いで同じデザインのものもあります。「性別を問わず、兄弟、親子、カップル、みんなで『nicoichi style』でお揃いを楽しんでほしいんです」と志保さん。生地はリネンとコットンの国産天然生地にこだわっていて、赤ちゃんのスタイにも使える優しい肌触りが特徴です。

「スタイに、誕生日の花を刺繍して出産祝いにする人も。スタイを贈られたお母さんが、わが子の服を買いたいと言ってきてくださることもあるんですよ」と嬉しいエピソードを教えてくれました。

子どもの頃から裁縫や編み物が好きだったという志保さん。お子さんが生まれたのを機に、しばらく離れていた裁縫を始めました。子ども服を縫ううちにすっかり楽しくなった志保さんは、縫い上がった作品をイベントに出店したり、委託販売やネット販売をしたりして、洋裁作家として活動するようになったのです。その後、広島市内から三次市に家族でUターン。2016年に、今の場所に自宅兼店舗を建て、本格的に「chiffon」の活動をスタートさせました。

「広島市内にいた頃は、もっとカラフルな明るい色の布を使って制作していました。三次に転居すると、まるでこの環境にマッチするようなアースカラーが好みになっていったんです」

志保さんの作風は、いつしか穏やかで緑あふれる三次に溶け込み、この地の自然に馴染んだものになっていきました。

店の奥には、智史さんのファンタジーアート「星を飾る国 chelcy」の作品が並びます。もともと飲食業で働いていた智史さんですが、志保さんの創作をみているうちに「レジン」制作に挑戦したのが作家活動のきっかけ。

昔から物語を考えるのが趣味で、「いつか小説家になりたい」という思いや、頭の中に浮かぶ物語を閉じ込めるかのようにして生み出した作品を委託販売したところ、徐々に売れるようになりました。

本物の懐中時計、時計、竜頭や針といったパーツを使った、クラシックでノスタルジックなアクセサリー、美しい羽根を持つ馬や、石を装飾したオブジェ……。「星を飾る国 chelcy」には、思わず手にとって眺めたくなる、吸い込まれそうな不思議な世界観が広がっています。どれも時間をかけて手作りする一点もの。イベント出店やネットサイトで、たくさんのファンを魅了しています。ファンから寄せられる「物語性を感じるアイテム」「個性的、独創的で深みがある」「どこに着けていっても注目される」「ついコレクションしたくなる」との声が、創作の励みになっています。小説の世界観を作品に投影していて、小説同様、作品も現在進行形です。

互いに尊重し、作品に干渉せず、程よい距離を保って創作する志保さんと智史さんですが、「nicoichi」をオープンして5年が過ぎ、ちょっとした変化がありました。

志保さんが作った天然生地のスタイに、智史さんが星座の刺繍をデザイン。2人の持ち味が融合した「nicoichi」作品が誕生したのです。

「今後は、ニーズに応じた作品を作ると同時に、もっと個性的な一点物にも挑戦したい」と話す智史さんに、「田舎の良さ、心地よさを感じる作品を生み出したい」と話す志保さん。この2人、この地だからこそ生まれる素晴らしい作品が、どんどん生まれる予感がします。

Information

店舗名 お山の中の雑貨屋さんnicoichi
所在地 住所/広島県三次市高杉町2330
営業時間 10:00~16:00 不定休、営業日はHP、Facebook、インスタグラムで確認
お休み 日、月、火曜日
電話番号 050-5535-0862
外観写真