【三次市甲奴町】夢工房ねむの木 / 作業風景が見られるバームクーヘン工房
2003年4月に開所した「夢工房ねむの木」は、2013年1月から就労継続支援B型事業所として、利用者に寄り添っています。
就労が困難な障害がある方に、自立と社会参加を促進するため、就労の場を提供し、生産活動や必要な訓練などの支援をしています。菓子やパン製造と販売を行ってきましたが、近年、利用者が増え、施設が手狭になっていました。
そこで、2023年春から、レストラン「夢工房ねむの木」の隣の敷地に新施設を建設。10月に、美しい青色が目印の新棟が完成しました!
広い作業室にお目見えしたのが、バームクーヘンオーブンです。神戸のオーブン担当者から製造に関するレクチャーを受け、練習を重ねています。
生地に回転軸を浸し、まんべんなく絡めます。
生地がしっかり付着したことを確認したら、もう一人が回転軸を上へ持ち上げます。
軸がゆっくり回転し、生地が焼けていきます。いい香り~!
きつね色になったら回転軸を下げ、再び生地を絡めます。
これを繰り返すこと18回!最後は強火でしっかり焼き上げて完成です。
試作段階ですが、おいしそうに焼けました!
バームクーヘン ワンホール
直径約13cm × 高さ約4cm(箱)
1,350円(税込)
しっとりふわふわ食感が特徴で、ぺろりと食べられます。
(パッケージ、価格の変更あり)
バームクーヘンの担当職員である檀浦明さんは「卵が総分量の半分を占め、しっとりふわふわに焼き上がっています。はちみつも入っています。今後は、バームクーヘンにアイシングやコーティングなど、デコレーションで特徴を出していけたら。包装やパッケージを工夫して贈答用に使ってもらえるようにもしたい。ここでしか買えない、わざわざ買いにきてもらえる商品にしたいです」と話します。
夢工房ねむの木の管理者、三浦清光さんは「施設が新しくなったことで、今までスペースの関係でできなかったことが、利用者さんにトライしてもらえるようになりました。地域に根差した事業所として、バームクーヘンにも地域の特産品を生かすことができたらと思っています。利用者さんの頑張りで、地域の人たちに喜んでいただく商品ができ、地域貢献ができたらうれしいですし、利用者さんたちの自立につながるといいなと思っています。ゆくゆくは利用者さんのみでバームクーヘン製造ができるよう、支えてまいりたいです」と先を見据えます。
利用者の働きやすさに配慮し、広い作業室、利用者の食堂などをもうけてあります。
作業室は、外からもよく見える構造。利用者の作業風景を見てもらうことで、社会参加への理解を深め、商品の販売にもつなげます。
ウッドデッキから見える景色を生かす設計になっているのも特徴。春には、桜も眺められるようになっています。
新棟が完成し、バームクーヘンオーブンも導入され、利用者も職員もがぜんやる気に!
一層一層、薄い生地を積み重ねておいしいバームクーヘンが完成するように、利用者も、職員の支えのもと、一歩一歩、社会参加へ歩みを進めています。
バームクーヘンは現在、レストラン夢工房ねむの木で数量限定販売をしている他、受注販売を行っています。2024年春には、作業室で対面販売を予定しています。ぜひ、しっとりふわふわのバームクーヘンを召し上がってみてください。(ご購入の際は、事前にご予約要)
↓ 詳細は下記へ直接お問い合わせください ↓
Information
店舗名 | 夢工房ねむの木 |
所在地 | 広島県三次市甲奴町本郷1215-1 |
電話番号 | 0847-67-5051 |
外観写真 |
![]() |