【三次市三次町】muk|三次市観光 Walk @round Miyoshi(みよし観光まちづくり機構公式ウェブサイト)|広島県三次市

【三次市三次町】muk

お問い合わせフォームへのリンクボタン

【三次市三次町】muk

【三次市三次町】muk

Pocket

Pocket

muk

住所/三次市三次町1144-1 電話番号/0824-62-0303

2021年の春、三次町本通りにあった元飲食店で空き物件をリノベーションし、焼き菓子屋をオープンした福間大地さん・嘉与さんご夫婦。広々として落ち着いた店内には、シンプルで整然としたフォルムの焼き菓子たちが並んでいます。「地元三次で、三次の人たちが自信を持って人にすすめたくなるような、そんなお菓子を作りたい。」と福間さんは語ってくれました。

三次からフランス、東京へ。そして三次へ。

都内で飲食店に勤めていたという福間さんは、もともとは三次に帰ってくるつもりはなかったそう。都会から田舎への移住や地方レストランブームの到来もあり、地元三次で何かおもしろいことができるかも、と考えはじめました。そんなとき、友人で三次市出身のシンガーソングライターの佐々木リョウさんに、当時空き物件だったこの場所、卑弥呼蔵を紹介されました。夫婦でこの場所を初めて訪れ、ひとめぼれ。

「とにかくこの景色のキレイさが気に入ってすぐに決めた。」と福間さんは振り返ります。

ひとめぼれしたこのお店を、リノベーション。落ち着いた色の内装、以前の建物の名残が感じられる和の部分、さりげない装飾、そして空間の広さが、並んだ焼き菓子の洗練された雰囲気を際立たせていました。

お菓子が並べられている器は、地元の陶芸家から引き継いだもの、古い器などを使っているそうで、セレクトは全て嘉与さん。「こういうところの感性は全部奥さん。センスがいい。」と福間さんは笑って話してくれました。建物、お菓子、器の和洋の調和に落ち着きを感じます。

何でも挑戦してみたい

なぜパティシエになろうと思ったのか、そのきっかけを尋ねてみました。

「小学4年生のとき、お姉さんと一緒にクッキーを作ったんです。そのクッキーを、家族や友達が喜んで食べてくれたことが嬉しくて。」

その後、製菓の専門学校、フランス留学、飲食店へと進みます。

ご自身を、「なんでも挑戦してみたいほう。」と話し、フランスではお菓子だけでなく、食べ歩きをして料理の研究も重ねました。料理人たちが暮らす寮に住み、その腕前を間近で体感したことも。また、帰国後は著名なシェフのもとで、ワインの勉強も始め、見事ソムリエの資格も取得したそう。

mukは、昼間はお菓子屋さん、夜はレストラン、ふたつの顔を持つお店になっています。

「お菓子屋さんとしては、昔から名前の知られたお菓子を作っています。知られているということは、みんなが美味しいと思って食べているお菓子ということなので。」と福間さん。

また、逆に夜には「夜は創作をしています。デザートにきゅうりを使ってみたり!いろいろと挑戦してみたい。」と、楽しそうに話してくれました。

また、ソムリエとしても、地元の人には珍しいワインを、そして三次市外の人には三次のワインをご紹介したいと思っているそう。

想い入れのお菓子「カヌレ」

「これは僕にとって想い入れのあるお菓子なんですよ。」と、ショーケースに積み重ねられたカヌレについて話してくれました。

「フランスに留学中、ワインの産地ボルドーに近いベルジュラックという町にいたとき、このカヌレを見つけては買って食べるのが、とても楽しみでした。」と、当時を思い出したかのように、表情がふっと緩みます。

「以前はワインの澱(おり)を取り除くために卵白が使用されていたんです。そのために卵黄が余る。余った卵黄で何か作れないかということで生まれたお菓子なんですよ。」カヌレの誕生経緯も説明してくれました。

このカヌレの作り方にはこだわりがあり、焼型に「蜜ろう」を塗り、外側のカリッとした食感を長持ちさせるという、本場の製法で焼き上げられています。その蜜ろうも、三次市内の養蜂場のものを使っているそうです。食べてみると、確かに外側には焼き色がついてしっかりと硬さが感じられるのに対し、内側は卵色でふんわりしつつもしっとりとしていて、独特の食感が楽しめます。小ぶりのサイズでいくつも食べたくなります。福間さんが食べ歩いていた、というのも納得です。

地元産の食材と出会える喜び

カヌレと並んでショーケースにあるのはシュークリーム。

「シューの焼き上がりには2時間程度かかります。焼きあがった硬めのシューに、オーダーをいただいてからクリームをたっぷり詰めるのが特徴です。」

クッキーのような、パイのような、サクサクのシューの中にみっちりとクリームが詰まっていました。カスタードクリームには、世羅町産の卵を使用しているそう。

「できるだけ地元の食材を使っています。蜂蜜や卵、夜のレストランの野菜。地元産の食材と出会える喜びがあります。自分たちで野菜を育てたりもしています。」

夫婦二人でお店を作り、お菓子や料理を作り、ソムリエとして、さらには野菜も育てる。やはり、「なんでも挑戦してみたい。」福間さんのようです。

「地元三次で、三次の人たちが自信を持って人にすすめたくなるような、そんなお菓子を作りたい。」

福間さんのその想いが、すでに広がっているかのように、オープン前のお店には噂を聞いた人たちの、行列ができていたのでした。

Information

店舗名 muk
所在地 住所/広島県三次市三次町1144-1
電話番号 0824-62-0303
外観写真