【三次市十日市東】旅館 松見楼 & スナック マツミ楼 / 三次旅で酔う。
旅館 松見楼 & スナック マツミ楼
住所/三次市十日市東1-9-12 電話番号/0824-63-7222(スナック マツミ楼 0824-63-0808)
明治創業の旅館『松見楼』は、カラオケスナックが隣接するカラオケファンにとっては便利な造りになっています。飲んで歌ってそのまま泊まれる旅館は、賑わいの場として、また人が出会う場所として、たくさんの常連客に愛されています。レポーターの塩谷野乃花さんが、スナックでカラオケを楽しみつつ、その魅力に迫ります。
オーナー一族である岩井家の家紋が施された、松の紋章が印象的な『松見楼』。その歴史は古く、明治の創業までさかのぼると女将の玉井美夏さんは話します。「当時は十日市小学校の近くにあって、芸者さんも在籍する料亭のような雰囲気だったそうです。近隣にも似たような施設が建ち、三味線の音が流れる華やかな一角だったようですよ」。その後建物が水害に遭い、現在の場所に移転したのは昭和47年のこと。
「はじめは結婚式の会場としての利用や、料理の仕出しなんかもしていたそうです。そのうち社交ダンスを習っていて音楽を趣味としていた父が、皆で集まって楽しく過ごしたいという思いで隣にスナックを開きました。それが現在のスタイルの始まりです」。スナックの扉を開けると、ギターやウクレレが並び、カラオケセットがスタンバイ。確かに音楽好きだったという先代の岩井利夫さんの嗜好が随所に散りばめられています。
カラオケセットのマイクは4本あり、デュエットもコーラスも思いのまま。飲み放題歌い放題で一律価格なのも、安心して楽しめるポイントです。また、バラ柄の絨毯に真紅のビロードのソファ、大きな鏡張りといった内装は、まさに古き良き昭和のスナック。シャンデリア風のきらびやかでムーディな電飾の効果も相まって、思わず気分が高まります。「同窓会や会社の歓送迎会などで使っていただくことが多いですね。歌に熱中する人、聴きながらお酒を楽しむ人、楽器片手にリズムをとる人、それぞれ楽しんでいただければ。
最近は“昭和のスナック”の雰囲気が珍しいのか、若い世代の方が来られることも多いんですよ。はじめは会社の人に連れてこられて恐る恐るという感じですが、そのうちここで顔見知りもできたりして。そんな人と人とのつながりも味わってもらえたら嬉しいですね」。社交的だったという父の利夫さんの願いそのままに、音楽がつなぐ社交場として『スナック マツミ楼』は世代を超えて愛されています。
歌とお酒に夢中になり、自宅まで帰るのが面倒だなぁという人は、ぜひ隣接する旅館『 松見楼』へ。以前は食事付きの宿泊プランを提供していましたが、現在はシンプルな素泊まりのみ。「松」「竹」「梅」のほか、「鶴」「亀」「寿」と縁起の良い名を冠した客室は、トイレ洗面所完備で、田舎の祖父母宅に遊びに行ったような懐かしい居心地の良さにあふれています。
「客室はそれぞれ名前にちなんで松の襖を設えてあったり、鶴や亀の置物があったりして、ちょっとした遊び心があります。鶴と亀の間は、仕切りを取り外して8~12名程度の大広間として利用できますので、団体で朝までワイワイ盛り上がりたい人にぴったりですよ」。もちろん観光の拠点や出張などのビジネス拠点として利用するのもOK。飲んで歌って、そのまま泊まって、思いおもいに過ごしてみてはいかがでしょうか。
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Information
店舗名 | 旅館 松見楼 & スナック マツミ楼 |
所在地 | 三次市十日市東1-9-12 |
お休み | なし |
電話番号 | 0824-63-7222 |