【三次市三良坂町】琴野音(コトノネ) / ハンドメイド作品とランチが人気の雑貨喫茶
三次市三良坂町にある雑貨喫茶「琴野音(コトノネ」)。
アクセサリー作家でもある店主・藤原真希さんが、周辺の自然環境や広い駐車場、もとコンクリート工場だったという建物を一目見て気に入り、2023年7月にオープンしました。
こだわりのランチやスイーツ、ドリンクなどの他、藤原さんやハンドメイド作家の作品、駐車場で開催されるマルシェなどが人気を集め、「わざわざ行きたい喫茶店」として注目されています。
ドアを開けると、藤原さんの「好き」が詰まった空間が広がります。
建物の一部を店舗用に改修した、広々スペース!
テーブル席とカウンター席があり、窓から明るい光が差し込むナチュラルな雰囲気です。
さっそくランチをオーダーしました。
すぐに売り切れるという、大人気の「二色ハンバーグ定食」(1250円)!
二色とは「玉ねぎソース」「濃いソース」の2種のソースのこと。
いずれも試行錯誤の末に完成した、手をかけた手作りソースです。
ハンバーグは手ごねして成形。注文が入ったらフライパンで焦げ目をつけ、オーブンでじっくり焼き上げていて、弾力も肉感もあり食べ応え十分。
ご飯は、三次市甲奴町のみのるファーム産コシヒカリ。漬物と味噌汁、小鉢がついています。
昔ながらのナポリタン。
アツアツの鉄板に卵を流し入れてあり、ジュージューという音と香りと共に提供されます。出来たてを味わいましょう。
軽食も多彩です。
ピザトーストセット(750円)は、大きめのピザトースト、サラダ、コーヒー付き。
ソフトフランスは、かわせみの家.(社会福祉法人 翠庄会)から取り寄せています。
原材料にこだわり、フランスパンなのに中はふんわり柔らか。
コーヒー豆は、酸味が少なく後味のよいものを探し求め、島根県大田市のカフェ&コーヒーロースター「山羊コーヒー」から自家焙煎珈琲を取り寄せています。
「コーヒーの味はもちろん、店主さんの人柄も素晴らしく、ぜひ扱いたいと思いました」と笑顔を見せる藤原さん。
使う食材の生産者と顔を合わせ、対話を重ねているからこそ、自信をもって提供できるのですね。
カフェメニューも多彩で、選ぶ楽しみがあります。
どれも手がこんだものばかり。
八女抹茶を使用したミルクプリンはほろほろで柔らか。白玉とあんこがごろっと入っています。
添えてあるのは、店主の好きなほうじ茶。今後は、さらに香り成分が高い「棒ほうじ茶」を提供したいなと考えているそうです。
カウンター席もあります。
コンセントがあるのがうれしいですね。
幼い子ども連れのお客様に人気なのが、完全個室の掘りごたつ式の部屋!(写真右)
ここなら周囲に気兼ねせず、ゆっくり過ごせます。
食事をした人は、店の奥にあるキッズスペースで自由に過ごすことができます(無料)。
広々としていて、のびのび遊べそうです。
藤原さんのご主人が気に入って購入したという、昔懐かしいゲーム機。「パックマン」と「スペースインベーダー」の2台がどーんと置かれています。こちらの利用も無料です。
「ゲーム機なんか絶対いらないって思ったのですが、夫があったほうがいいって譲らなかったんです。でも、その読みは当たって、いつの間にかお子さん以上にお父さんが熱中したりして。子どもたちには、スマホゲームもいいけれど、実際にどうぞと言って譲ったり一緒に楽しんだりというやり取りも楽しんでもらえたらいいなと思っています」
店内にディスプレイされた藤原さんのアクセサリー。
どれもセンスが光るハンドメイドの一点もの。出したらすぐ売れてしまいます。気に入った作品はお早目に。
「ピアス・イヤリングの変更も可能です。店を持った理由の一つが、お客様からのオーダーや修理に対応できるからなんですよ」
修理にも対応してくれるなんて、安心感がありますね。
委託作家の作品もあります。
「広島市内で12年間過ごしていました。もともとアクセサリーが好きでしたが、なかなか自分好みの『これ!』というデザインに出会えず、いつしか手作りするように。その後、自分のものだけでなく、知人の家などに出張して作品を見てもらったり、マルシェで販売したりもするようになりました。充実していましたが、マルシェでせっかくファンができても、忙しくて十分な話ができなかったり、次のマルシェまで会えなかったり…。自分の拠点を持って、ゆっくり対話しながらアクセサリーを見てほしい、雑貨を楽しみながらカフェタイムを過ごせる場所があれば…という夢を描くようになったんです。そんな折、夫の故郷である三次市に転居することになり、ドライブしていたら、今の物件を見つけました。広い駐車場はマルシェにぴったり!即・交渉すると、大家さんもとてもよい方で、とんとん拍子に話が進みました」
目を引く壁紙や、写真映えする間接照明、食器、メニューに至るまで、藤原さんの思いを大いに反映させた「琴野音」。
店名は、娘さんの名前から一文字と、野原で音楽を聴きながらマルシェを開催しているイメージから付けたそうです。
藤原さんが大切にしているのが、人とのつながりです。
「ここでは自然とスマホから目を離し、会話をするようになる。いつしかお客様同士が友達になられることも。ここでよいご縁ができたと言われるとうれしいです。ここで開催するマルシェは、出店者もお客様も、わざわざ車で来てくださる人ばかりですから、カフェもマルシェも雰囲気まるごと楽しんでくださる。出店者やファンが別の新たな友達を連れて来てくださるなど、よい循環が生まれています。最初に『ここがいい』と思った通り、雑貨とカフェ、マルシェを通じて素敵な仲間づくりができています。オープン前はアシスタ lab.でさまざまなアドバイスをいただきました。そこでもよいお友達ができ、みよしアントレーヌにも認定されました。お酒も提供していますので、至福の休日を過ごしてもらいたい。皆さまのご来店をお待ちしています」
↓ 詳細は下記へ直接お問い合わせください ↓
Information
店舗名 | 琴野音 |
所在地 | 広島県三次市三良坂町仁賀666-2 |
ホームページ | https://www.instagram.com/koto.no.ne/ |
アクセス | 大型駐車場あり |
営業時間 |
月、火、金、日 10:00~17:00(L.O.16:00) 土 10:00~22:00(L.O.21:00) |
お休み | 水・木曜日 |
電話番号 | 0824-44-4370 |
外観写真 |