三次の観光農園はスケールもおもてなしも最大級!|三次市観光 Walk @round Miyoshi(みよし観光まちづくり機構公式ウェブサイト)|広島県三次市

三次の観光農園はスケールもおもてなしも最大級!

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三次の観光農園はスケールもおもてなしも最大級!

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平田観光農園

住所/三次市上田町1740-3 電話番号/0120-692-346

 

平田観光農園は、多彩な果物を栽培している観光農園のパイオニアです。果物狩りにプラスしたアイデアが次々とヒットし、農園を訪れる人が年々増えています。近年ではさまざまなプログラムが楽しめる体験施設や、可愛らしいメニューを食べられるカフェが注目の的に。そこには日々懸命に仕事と向き合う、若い社員の姿がありました。

 

『平田観光農園』といえば、県内で知らない人はいないと言っても過言でない随一の観光農園です。15haにも及ぶ敷地では14樹種150品目もの果物が栽培されています。リンゴやブドウが旬を迎える秋の連休には、その味を求めて車が何キロも列をなすほど。そんな平田観光農園で注目を集めているのが、果物狩りと併せて楽しめる体験プログラム。収穫した果物を使ってのピザ作りや、パフェ、大福などのスイーツ作り、最近では実験要素も含んだフルーツの缶詰作りが話題です。これらのプログラムは体験施設『イチコト』で楽しむことができ、ここで各種プログラムを円滑に進めているのが、果菜類・マーケティングを担当している田邊純事さんです。田邊さんは、普段はイチゴの栽培を手掛けている果物のプロ。庄原にある県立広島大学で農業経済学を専攻し、インターンシップで平田観光農園に勤務。卒業後は関東の飲食チェーンで働き、内部異動で農場部門に移って自社栽培の野菜を育て、“食”と“農”に深く関わってきました。その後、大学在学時に出会った奥さまとの結婚を機に三次市の隣、庄原へ移住、再び平田観光農園で働くことになったそうです。

「実はインターンシップの時から憧れていた先輩が社内にいて。アイデアマンと呼ばれるその人は、日本初の『ちょうど狩り』や閑散期の農園でも楽しく過ごせるよう『ダッチオーブンの森』を提案してきた人。いつか自分もそうなりたいと思いながら、今はイチゴ栽培と体験施設の担当、二足の草鞋で頑張っています」と話します。田邊さんが心に留めている言葉に「0勝0敗より、1勝10敗」というものがあり、これは会長の平田克明さんが常日頃から口にしているもの。「その言葉通り、この会社は“まずやってみる”ということをとても大切にしています。たとえ失敗が続いたとしても、ひとつ成功をおさめることができればそれでいいのだと。僕たち若手の意見にも柔軟に耳を傾けてくれるところがあり、皆そのおかげでどんどん発言ができています」。園内を見渡すと、随所にクイズコーナーや写真撮影スポットがあり、“お客様を楽しませたい”という気持ちが溢れています。「小さなアイデアは若手が提案して採用されたものだったりもします。自分の発言が農園の経営に生かされることで、自信にもやる気にもつながる。今後はここを、フルーツのディズニーランドのような場所にしたいんです」と、田邊さんは目を輝かせます。

また、体験プログラムと同じぐらい評判になっているのが、“映える”メニューが豊富なカフェ『noqoo』です。120年を超える民家を移築した建物は情緒たっぷりで、果物を使ったカレーが当初より好評です。もともと人気の施設ではありましたが、かつては果物狩りのついでに立ち寄る休憩スポットとして知られていました。しかし昨年あたりから、可愛らしいメニューを求め、カフェをメインに訪れる人が急増。その立役者ともいうべき人が、笑顔の素敵な川﨑愛理店長です。もともと保育士をしていたという川﨑さんは、カフェ巡りやスイーツの食べ歩きが趣味。SNSで最新スイーツをチェックしてお店巡りを楽しんでいましたが、地元観光農園のカフェが社員を募集していると知り、思い切って転職したそうです。「馴染みのあった観光農園ですし、フレッシュフルーツを使ったメニュー作りができるかもしれないというところにすごく魅力を感じました」。

まずは自分が食べたいものをと開発に励み、今までの知識をフル活用して生み出したのがキャッチーなネーミングと見た目のインパクト抜群な『桃尻りパフェ』。キュッと持ち上がったヒップに見立てた桃は、もちろん自社の採れたてのもの。まるごと1個という贅沢な味わいとキュートなルックスで、たちまち人気に火がつきました。有名インスタグラマーが来店して投稿してもいいかと尋ねられたこともあったそう。自身でもSNSの更新を担当し、ほかメニューや店の魅力について積極的に発信。コメントで「こんなメニューがあったら嬉しい」というような声が届くこともあり、それらを参考に新スイーツを考えたといいます。「シャインマスカットをこれでもかと詰め込んだぶどうサイダーは、お客様のアイデアから誕生しました。そのほか、こぼれんばかりのぶどうパフェやエスプーマがこんもりのったぶどうのかき氷も“とにかく果物モリモリのスイーツが食べたい”というお客様の要望に沿ったものです」と話します。

平田観光農園の始まりは、小さなリンゴ園でした。もともと果物に適した土地ではありましたが、隣接する世羅町でナシ作りが盛んだったこともありリンゴを選んだそうです。その後ブドウを取り入れ、観光農園というカテゴリーがまだ存在しなかった頃、いち早く観光農園の形態にチェンジしました。当時は高度経済成長期、都市部と地方の差が開いていく中、子どもたちに“田舎の良さ”や“農業の楽しさ”を伝えることが目的だったといいます。見て、触れて、楽しめる観光農園は順調な滑り出しに見えましたが、ある時大きな台風の被害に遭い、リンゴもブドウもいっぺんに駄目になったそうです。「ならば年間を通して色んな果物が収穫できるようにしよう」。その思いが、現在の平田観光農園を生み出しました。果実が収穫できるようになるまで15年程度かかる果樹の育成は、長い期間かけての苦労があります。

“果物作りは土作りから”をテーマにし、完熟たい肥をしっかり入れつつ、奥深くに根を張らせるように手入れ。除草剤は一切使わず、あえて草を伸ばして健康な樹を育てる草生栽培を実施。そうして実った果実は完熟してから収穫することで、もっとも美味しい状態で届けられるのです。そんな果物を目いっぱい味わってほしいと誕生したのが、国内では平田観光農園にしかないチケット交換制の果物狩り『ちょうど狩り』。チケットと交換しながら色々な果物を収穫することができ、その場で食べても持ち帰ってもOKです。園内をお散歩気分でまわれるので、収穫はもちろん、農園の空気をまるごと楽しめます。また、薪を割って火をおこし、自分たちで調理体験ができる『ダッチオーブンの森』は、忙しい日常を離れ自然に癒やされると人気です。ダッチオーブンの薪は剪定した樹の枝を再利用、循環農業の一端を担っているような取り組みの数々は日本農業大賞や天皇杯を受賞しています。創業より63年、平田観光農園は元気な若い力を得て、ますますの輝きをはなっています。

Information

店舗名 平田観光農園
所在地 三次市上田町1740-3
ホームページ http://www.marumero.com
営業時間 3~11月まで10:00~17:00(無休)、12~2月まで10:00~15:00(木金休み)※カフェ「noqoo」は11:00~LO15:00、土日祝は~LO15:30(火曜休み)
電話番号 0120-692-346