Walk @round Miyoshi(みよし観光まちづくり機構公式ウェブサイト)|広島県三次市

身体の不自由にも負けず描き続けた はらみちをの世界

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身体の不自由にも負けず描き続けた はらみちをの世界

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はらみちを美術館

住所/三次市君田町泉吉田311-3 電話番号/0824-53-7021

 

「君田温泉 森の泉」の敷地内にある、三角形の白い屋根が印象的な建物。現在三次市内に在住する画家、はらみちをの作品を常設展示した美術館です。こちらでリーダーを務める大神由紀子さんは2009年から企画を担当し、11年にわたってこの美術館に勤務しています。「はらみちを先生の大ファン」と笑顔で話す大神さんに話を聞きました。

はらみちをは、1928年に兵庫県神戸市で生まれ。脳性小児まひにより、両手両足にまひが残りました。9歳のとき、母の実家、現・広島県山県郡北広島町に移住し、40歳からは広島市内にて、「母」「子」「ふるさと」をテーマに身体の不自由さにめげずひたむきな努力で創作活動を始めました。作品からは「人間として大切な優しさ、勇気、辛抱、親孝行などを思い出させてくれる」と、高い評価を受けています。はらみちをは「障害者の日」キャラクター最優秀賞受賞など受賞歴多数。「心身障害者を励ます会」参加など、福祉活動にも積極的に取り組んできました。はらみちを美術館に寄贈された原画は、展示室で展示されるほか、作品集や絵ハガキにして販売されています。

緩やかなカーブを描くスロープを歩いて入館するとすぐに、明るいガラス張りの「ホール兼展示室」があります。こちらでは「ロビー企画展」が開催されており、県内外の作家が作品を披露する場として利用されています。奥に広がるのが、はらみちをの作品を常設展示する「展示室」。はらみちをのファンのために、年に6回展示内容を入れ替え、いつ訪れても違う絵が見られるように配慮してあります。ホールの作品を見に来た来館者は、はらみちをの詩画を初めて見てファンになったり、はらみちをの絵を見に来た人がホールの展示作品にも大きな関心を示したりと、相乗効果を生んでいます。

「私は、開館して3年目の2009年から企画担当者として勤務し、当時広島市東区牛田にお住まいだったはらみちを先生のアトリエへ、月に1、2回は訪問し打ち合わせをしていました。はらみちを先生は86歳まで広島市にお住まいでしたが、その後君田町内の障害者施設に入所されました。私がはらみちを先生を訪問すると、いつも決まって『やあ大神さん。今日はどうされました?』と声を掛けてくださるんですよ。障害者を持つ親にとって、はらみちを先生の絵がこうして美術館に展示されていることは心強く『くじけちゃいけないんだよ』と語りかけられているように感じます。私同様、はらみちを先生の活動によって励まされた人は多いのではないでしょうか」

「これからも君田温泉森の泉に隣接するこんな素敵な美術館で、障害に負けず創作活動を続けてこられたはらみちを先生の心の軌跡を伝えていきたいと思っています。また願うことは、新しい感覚ではらみちを先生の活動を伝えていくことは、はらみちを先生に関わった者としての使命だと思っています」

はらみちをの大ファンでもある大神さんが、真摯に伝えてきたはらみちをの功績。不安だった気持ちを一掃してくれたというはらみちをの絵や詩を、ぜひこの美術館で感じてください。母親への思いを新たにしたり、人のぬくもりや優しさを感じたりと、人によっていろんな思いを抱いて次の一歩を踏み出せるはずです。

Information

スポット名 はらみちを美術館
所在地 広島県三次市君田町泉吉田311-3
ホームページ http://www.kimita-onsen.com/haramichio.html
料金 一般300円(250円)、高校生150円(120円)、中学生以下無料           *( )内は20名以上の団体料金
営業時間 9:00~17:00
お休み 毎月第3火曜(8・12月は第4火曜)、祝日の場合は翌日休館
電話番号 0824-53-7021