【三次市三良坂町】みらさか竹工房 はなかご / 見てよし、体験してよし、買ってよしの竹工房
みらさか竹工房 はなかご
住所/三次市三良坂町岡田71 電話番号/0824-44-7071
「みらさか竹工房 はなかご」(三次市三良坂町)は、竹でできた生活用品、工芸品を展示販売するほか、竹細工の注文製作や竹細工教室、一日体験を行っています。見て、触れて、体験して、お腹がすいたら竹パウダー入りうどんを。まさに「竹」尽くしの時間が過ごせる施設。広い駐車場を完備し、三次ICから車で約15分、三良坂ICから約5分、JR三良坂駅・塩町駅から車で約5分と好立地なのも魅力です。
「みらさか竹工房 はなかご」は、2002年10月にオープンしました。施設を案内してくれたのは、三良坂町竹細工生産組合の専務理事、瀬川順子さんと、副組合長で夫の政博さんです。
普段使いからお土産品までそろう物販コーナー
施設内は、物販&展示コーナー、体験製作室、食堂の3つに分かれています。
物販&展示コーナーでは、竹でできたナイフ、コースター、かざぐるま、竹トンボ、髪留めといった小物から、ざる、花かご、水切りかごなど大きいものまで、さまざまな竹製品が並んでいます。
「材料は寒の竹で、虫の入りにくい秋から冬にかけて竹林に採りに行きます。節と節の間が長く、曲げても折れにくく粘りのある、加工に適した竹が三良坂には豊富にあったこともあり、竹細工が栄えてきました」と説明する政博さん。
竹は形を変え、人の生活に密着し、今なおあらゆる場面で重宝されているのだということを再認識します。
遊びや暮らしに根付いた工芸品
順子さんが紹介してくれたのは「花ほぼろ」。本来、捨てられる身の部分の竹ひごを赤く染めて作られた籠です。「これを持って近所の子と一緒に、ふきのとうや、よもぎ、つくしを採って楽しんでいました」「“なつかしい”とおっしゃるお客様もよくいらっしゃいます」竹細工は、子どもたちの遊びの中にも存在し、長く慈しまれてきたことがうかがえます。
未経験者から上級者まで学べる体験&教室
体験製作室では、月2回「竹細工教室」が開かれる他、「竹細工体験」も行われています。現在、三次市はもとより、庄原市や尾道市からも生徒さんが通っています。
竹細工教室の指導者は、石田涇源さんの指導を受けた花本隆秀さん。
「竹細工の仕上がりは、ひごの良しあしが7~8割を占めると思います。竹を0.3ミリから1ミリの厚さに削り、均一なひごを作るのは至難の業。石田さんはひごの精度が素晴らしかったです」と話してくれました。
竹細工体験には、三次市内から女性2人が参加。先生は、花本さんと同じく石田さんに学んだ佐々木砂夫さんです。定年退職後の趣味として竹細工を習い始めた佐々木さん。「無心になって、集中できるのが竹細工の良いところ」とほほ笑みます。
古民家の煤竹を店内装飾に再利用
施設内の天井には、「煤竹」を使ったディスプレイが見られます。煤竹とは、囲炉裏の煙で長い間燻されて変色した竹のこと。古い民家を解体したときに屋根裏や天井からとれるもので、色が薄い部分は縄目。今となっては希少なものです。
三良坂の美味が満載の竹グルメ
食堂は、食券を購入し、セルフサービス方式で利用します。
「ぜひ味わってほしいのが、竹パウダー入りの麺を使用したうどんです。食物繊維やミネラル、アミノ酸が豊富な麺を上下町から特注していて、普通の麺の1.3倍ものボリュームが自慢なんですよ」と順子さん。
地元産の旬野菜がトッピングされる他、「竹の子うどん」を注文すると、カットしたタケノコも付いてきます。ご飯は三良坂産あきろまんを使用し、旬の野菜や山菜をたっぷり入れてふっくらおいしい炊き込みご飯にしてあります。
そばが盛られている器は、竹でできた「てみ」を模したもの。おかずが乗っている器も竹製です。竹の文化と、変幻自在な竹の世界に触れる施設「みらさか竹工房 はなかご」。この地に長く受け継がれてきた手仕事の奥深さ、面白さを、ぜひ体感してください。
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Information
店舗名 | みらさか竹工房 はなかご |
所在地 | 住所/広島県三次市三良坂町岡田71 |
料金 | 入館料 無料 / 竹細工教室(月2回、第2、第4土曜日午前中)5,000円 / 竹細工体験 3,000円 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
お休み | 水曜日 |
電話番号 | 0824-44-7071 |
外観写真 |