【三次市三次町】名品・珍品が一堂に! ブリキのおもちゃ館|三次市観光 Walk @round Miyoshi(みよし観光まちづくり機構公式ウェブサイト)|広島県三次市

【三次市三次町】名品・珍品が一堂に! ブリキのおもちゃ館

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【三次市三次町】名品・珍品が一堂に! ブリキのおもちゃ館

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ブリキのおもちゃとグリコのおまけミュージアム

ブリキのおもちゃ館

住所/三次市三次町1596-2

みよし本通り商店街の「歴みち石畳通り」の町屋に、202011月、「ブリキのおもちゃとグリコのおまけミュージアム ブリキのおもちゃ館」がオープンしました。館内には、幼い頃三次町に住んでいたオーナー、宇津田敬二さんの圧巻のコレクションがずらり。築約100年の町屋を改修した和空間で、世界初のブリキ製ロボット「リリパット」など、レアなアイテムを見ることができます。三次に、楽しい&珍しいニュースポットの誕生です。

「ブリキのおもちゃとグリコのおまけミュージアム ブリキのおもちゃ館」は、「ブリキのおもちゃ展示室」と和風庭園、「グリコのおまけ展示室」とが通り土間でつながっています。入口で入館料を払うと、宇津田さん自らコレクションについて説明してくれます。

まずは「ブリキのおもちゃ」から見ていきましょう。

館内には、大正時代以降に製作された日本・ドイツ・アメリカ・ロシアのブリキのおもちゃがずらっと並んでいます。ロボット、バイク、車、飛行機、船、キャラクターなど、そのアイテム数は何と800点以上にもなるそう。

一番注目のアイテムは、1935年に製造され、戦禍で消失したといわれている、世界初のブリキ製ロボット「リリパット」。目を引くオレンジ色のボディーと何とも言えない表情が印象的です。「リリパットは、現在世界で残っているのは30体ほど、といわれているんです」と話す宇津田さん。そのうちの2体がここ三次にあるなんて驚きですね。

また、コレクターの間でとても人気のある、1950年頃に発売されたブリキ製ロボット「5人のギャング」シリーズも必見です。全5体のうち、「ラベンダーロボット」「ソニックロボット」「ターゲットロボット」の3体を一度に見ることができます。1950年頃に発売されたブリキ製のロボットで、全高39.5㎝と大型で、存在感たっぷり。宇津田さんにとっても、苦労して入手した思い入れのあるコレクションだそう。

宇津田さんが手にしているのは、「5人のギャング」シリーズの「ソニックロボット」。

ブリキのおもちゃの魅力は、希少性や色、フォルムだけではありません。刻印から時代背景が分かるものがあります。第二次世界大戦に敗れた日本は、外貨獲得の手段としてブリキ製のおもちゃを製造し、「MADE IN OCCUPIED JAPAN」(占領下の日本製)と記してアメリカに輸出しました。「このおもちゃがアメリカに渡ったことで、日本は小麦粉や粉ミルクを輸入することができました。ブリキ製おもちゃの刻印から、当時の日本のおかれた状況、日々の生活を想像することができるんです」と宇津田さんが説明してくれました。

ブリキ製オートバイでは最大といわれる、約38㎝あるハーレーダビットソンのバイク。1955年製造。重量感や手にしたときのボリュームは圧巻で、コレクターあこがれのレアアイテム。

 

続いて「グリコのおまけ展示室」へ。

こちらでは、「グリコのおまけ」といわれる豆玩具が、約2000点展示されています。

初めてグリコが発売されたのは1922年。販売されたのは大阪三越百貨店で、一般庶民は購入できない高価なものだったそう。

「『グリコのおまけ』からも、時代を知ることができるんですよ」と話す宇津田さん。昭和初期には、大蔵省造幣局が作ったメダルのおまけもありました。 日本が戦争に突入すると、グリコのおまけは戦闘機や戦車、戦艦などになり、軍事色が色濃く反映されていたことが分かります。また、物資が不足するにつれ、紙製や陶製になっていったこともコレクションからうかがえます。

「戦争が終わると、おまけは金属製、ブリキ製、セルロイド製、プラスティック製とどんどん発展していきました。グリコのおまけは、まさに時代の証言者なのです」

ケースに美しく並ぶおまけからは、当時の生活ぶりや流行がうかがえます。また、たくさんの子どもたちの笑顔を作り出す役目も果たしてきたことでしょう。

オーナーの宇津田さんは、現在広島市在住。膨大なコレクションの展示場所に選んだのは、幼い頃約10年暮らしたことがある三次町でした。

宇津田さんは東京理科大学を卒業後、広島市内で塾を開校。経営は順調で、40代の頃は、毎月のように東京や大阪へ出張していたそう。ブリキのおもちゃやグリコのおまけに出合い、実際に見て手に取ると懐かしく、「子どもの頃買えなかった高いブリキのロボットを買ったのがコレクションを始めたきっかけ」と笑います。

最初はコレクションの一部を自宅や、経営する飲食店の店舗に飾っていましたが、次第に「古いものはきちんと残していかないと、いつかなくなってしまう」と思うように。

「ブリキのおもちゃやグリコのおまけは、ただのおもちゃではなく、当時の時代背景を伝えるまさに代弁者。せっかくなら披露して、歴史を感じてもらいたい」

そう思った宇津田さんは、「かつて住んでいた三次町、ひいては三次市の観光振興の一助となれば」と考え、古いおもちゃの雰囲気に合った町屋を探し、奥様と力を合わせて、この地におもちゃ館をオープンさせました。

梁や柱は古いままに、町屋の雰囲気を壊さず改修した屋内は、大切なコレクションとしっかりと融合しています。まるでタイムスリップしたかのような特別なひとときを、ゆっくりと楽しんでください。

Information

スポット名 ブリキのおもちゃとグリコのおまけミュージアム ブリキのおもちゃ館
所在地 三次市三次町1596-2
ホームページ https://www.facebook.com/buriki.omocha.kan/ https://www.instagram.com/buriki_omochakan/
料金 入館料 大人400円、中高生200円、小学生以下無料(保護者同伴)
営業時間 11:00~16:00 ※開館は日曜のみ
外観写真